知っていましたか? 4 古民家耐震

古民家は日本における木の文化の原型といわれています。長い歴史の中で生き残ったその造形や機能美のすばらしさは注目に値します。特に「越の国」北陸地区の古民家は、構造や材料など「質」のレベルが高く、耐久性に優れており、その多くが比較的良い状態のまま残存しています。しかしながら、昨今の住宅を取り巻く環境変化により、こうした優れた古民家が1日数軒ペースで急速に取り壊されているのが現状です。

知っていましたか? 3 古民家耐震

古民家に住んだ経験の無い、現代人のわたしたちが実際に古民家の真ん中に立ってみると、緊張が解けてなんともいえない心地良さに包まれます。古民家は長い歴史の中で日本人が造りあげた最も日本の風土に合った家であり、今日まで生き残った古民家は心地良い住まい方の知恵や工夫で溢れたいわば先人たちの住文化の結晶ではないでしょうか? 一見無駄にみえる箇所にもひとつひとつに意味があり、創意がある。その優れた日本文化の結晶ゆえに、わたしたちは静かな安らぎを感じることができるのです。

知っていましたか? 2 古民家耐震

木製建具でも框で作られたものでもへたをすると1枚いたの板が使用され今作れば何十万円するものばかりです。
その資産的価値は坪120万円ともいわれます。
100坪の家であれば1億2000万円の資産価値があるのです。

知っていましたか? 1 古民家耐震

古民家で使用されている材料はほとんど取ることのできないよい材料が多く構造材や化粧材、木製建具等が使用されています。例えば地棟は、10m以上の長さの地松材や大黒柱で30cm角を超すような太いヒノキ材や通し柱でも15cm角以上の柱が使われています。梁も含めて今使用すれば何十万もするような柱が惜しみなくこれでもかというぐらい使用させています。

南海トラフ地震での津波被害予想、古民家耐震の内容ではありません。

古民家耐震の内容ではありません。

「南海トラフ」、5空港津波被害 高知・宮崎は半分浸水 国交省、「最大級」で予測
日経 2013/03/09 朝刊
国土交通省は8日、南海トラフの巨大地震で最大級の津波が発生した場合に、
太平洋の沿岸や海上にある5空港で想定される浸水範囲を発表した。
高知、宮崎両空港は敷地の半分が浸水する一方、
中部、関西、大分の3空港は浸水が発生しないか、一部にとどまる。
高知、宮崎両空港の浸水は海寄りの敷地が中心で、
深さは最大5メートル。高知ではターミナルビル付近も2.5メートルが見込まれる。
中部、関西の浸水は一部にとどまり、滑走路やターミナルビルへの影響はない。
大分で浸水はないとした。

愛知県名古屋市古民家耐震の現場写真です。

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愛知県名古屋市古民家耐震A邸で使用した荒壁パネルの写真です。

荒壁パネルの特徴は、地震に粘り強く揺れに柔軟に対応し、大きく変形しても著しい耐力低下を起こさず、粘り強く耐えます。町家、民家、社寺などの伝統構法の新築・改修に優れた耐震性能を発揮します。
両面張りで壁倍率2.6倍。 (国交省大臣認定)

S邸古民家耐震の現場写真

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古民家耐震の工事で仕口ダンパーを取付けた箇所の写真です。

仕口ダンパーは、補強工事のコストを低減しメンテナンス不要です。

また、軽量で取り付けが簡単、施工性に優れています。

古民家耐震補強で数多く使用しています。

S邸古民家耐震の現場写真

IMGP5688

S邸古民家耐震の現場

仕口ダンパーを取り付けた箇所の写真です。

仕口ダンパーは建物の倒壊を防止します。
個人住宅から神社仏閣まで幅広い用途に適しています。風揺れや地震時の建物変形を小さくして、揺れを早く止めます。耐震性能が向上します。

古民家耐震(耐震リング)

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古民家耐震の工事写真です。

耐震リングを土台と柱部に取り付けました。

柱と梁の交差部分である仕口の強さが耐震性能を左右し、

耐震リングは、中央部にある穴が変形させ揺れのエネルギー衝撃を吸収し地震の力を建物全体に効果的に分散させることができます。