古民家は日本における木の文化の原型といわれています。長い歴史の中で生き残ったその造形や機能美のすばらしさは注目に値します。特に「越の国」北陸地区の古民家は、構造や材料など「質」のレベルが高く、耐久性に優れており、その多くが比較的良い状態のまま残存しています。しかしながら、昨今の住宅を取り巻く環境変化により、こうした優れた古民家が1日数軒ペースで急速に取り壊されているのが現状です。
2月 2015のアーカイブ
知っていましたか? 3 古民家耐震
古民家に住んだ経験の無い、現代人のわたしたちが実際に古民家の真ん中に立ってみると、緊張が解けてなんともいえない心地良さに包まれます。古民家は長い歴史の中で日本人が造りあげた最も日本の風土に合った家であり、今日まで生き残った古民家は心地良い住まい方の知恵や工夫で溢れたいわば先人たちの住文化の結晶ではないでしょうか? 一見無駄にみえる箇所にもひとつひとつに意味があり、創意がある。その優れた日本文化の結晶ゆえに、わたしたちは静かな安らぎを感じることができるのです。
知っていましたか? 2 古民家耐震
木製建具でも框で作られたものでもへたをすると1枚いたの板が使用され今作れば何十万円するものばかりです。
その資産的価値は坪120万円ともいわれます。
100坪の家であれば1億2000万円の資産価値があるのです。
知っていましたか? 1 古民家耐震
古民家で使用されている材料はほとんど取ることのできないよい材料が多く構造材や化粧材、木製建具等が使用されています。例えば地棟は、10m以上の長さの地松材や大黒柱で30cm角を超すような太いヒノキ材や通し柱でも15cm角以上の柱が使われています。梁も含めて今使用すれば何十万もするような柱が惜しみなくこれでもかというぐらい使用させています。
南海トラフ地震での津波被害予想、古民家耐震の内容ではありません。
古民家耐震の内容ではありません。
「南海トラフ」、5空港津波被害 高知・宮崎は半分浸水 国交省、「最大級」で予測
日経 2013/03/09 朝刊
国土交通省は8日、南海トラフの巨大地震で最大級の津波が発生した場合に、
太平洋の沿岸や海上にある5空港で想定される浸水範囲を発表した。
高知、宮崎両空港は敷地の半分が浸水する一方、
中部、関西、大分の3空港は浸水が発生しないか、一部にとどまる。
高知、宮崎両空港の浸水は海寄りの敷地が中心で、
深さは最大5メートル。高知ではターミナルビル付近も2.5メートルが見込まれる。
中部、関西の浸水は一部にとどまり、滑走路やターミナルビルへの影響はない。
大分で浸水はないとした。