愛知県古民家の特徴について(2)

愛知県下に分布する古民家の形式について(2)

鳥居建形式は、古い形態で分布範囲が広く原始の竪穴住居に起源する。
このことは、現存する江戸初期(17世紀中期)以降の農家形式から、間取りや構造の形態を分析すると竪穴住居との関連性があると思われる。
発掘調査から多くの竪穴住居群跡が明らかになっているので、古代以前の住居跡で中世の庶民住居の史資料が十分でなく、今後、調査研究の進展から明らかになると思われる。
また、中世の鳥居建形式がどんな過程を経て現存する遺構を調査することによって、古い形態を想像することしかできないのが現状である。

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