愛知県古民家の特徴について(1)

愛知県下に分布する古民家の形式について(1)
鳥居建・釜屋建が多く、他に船枻造・水屋・町屋が点在する。
鳥居建の分布は、三河の矢作川流域から尾張全域、美濃の揖斐川境までの広範囲に散在している形式で、釜屋建は、三河の豊川流域から遠江の天龍川流域にかけて分布している。
船楷造は、三河山間部から信濃の伊那谷・遠江の山間部に分布するし、水屋は、美濃の牧田川・揖斐川・長良川に木曽川が合流する地方にみられる。
町屋は、卯建造や中二階建の塗寵式に組格子を入れた、江戸時代の旧街道宿場町や問屋町に現在も残る。

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