愛知県古民家の特徴について(4)

愛知県下に分布する古民家の形式について(4)

鳥居建形式の名称は、架構造形式から呼ばれたものである。
しかし、江戸末期から明治初期にかけて畳が採用され、畳数による呼称が残っている。
架構造の名称は、上屋構成を三河地方で引物・二引・二引・鳥居・鳥居建・鳥居建造などと呼び、尾張地方では四つ建・枠組・中桁造・四闇・大梁・鳥居・鳥居建・虹梁造などと名付けられている。
これらの名称の中で鳥居・鳥居建と呼ばれる地方が多いことから、鳥居建として表現されている。
鳥居建は農家に限らず、町屋や漁家にも使用されていた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)