愛知県古民家の特徴について(6)

愛知県下に分布する古民家の形式について(6)

釜屋そのものは、周旋釜屋が示すとおり煮炊を主とする端反(大釜)と小型の竈を設備し作業場や道具類を置くところである。
釜屋建には、居宅と釜屋の両者が同時期に建造される事例は稀である。
その多くは居宅が古く、釜屋は後になって建造されたのが一般である。それに転用材(古材)による建造も少なくない。
居宅の建造は、上屋高(骨組の高さ)が比較的低く、鴨居の位置近くに胴梁が架構されているが、釜屋の上屋高は居宅よりも桁高さ分だけ低く建造されているのが少なくない。

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